皮膚は、外からの刺激や細菌などの感染から体の中を守り、体温を調節したり、体の水分が失われないようにするなど、とても大切な役割をもっています。
そんな皮膚に生じる病気はとても種類が多く、症状にも個人差があります。
原因も、外から、体の中から、年齢によるものなど、様々です。ご自身で判断なさらずに、以下のような症状やお悩みがある場合は、いつでもご相談ください。
- かゆい、ブツブツができている、かぶれてる?
- 虫に刺された、赤くなっている、腫れている、痛い
- にきびをなんとかしたい
- じんましんが出ている
- イボやできものができている
- 手が荒れている
- やけどした!
- まさか水虫?
- 爪がおかしい、巻き爪
- フケがでる、髪の毛が抜けるなどのお悩み(男女問わず)
- このほくろ大丈夫?
- アレルギーがあるか知りたい
- 帯状疱疹(たいじょうほうしん)の予防接種をしたい
- シミを少しでもなんとかしたい
- 自分に合う化粧品がみつからない
- スキンケア:皮膚のバリア機能が低下しているので、きちんとしたケアが必要です。
- 薬物療法:起こってしまった炎症を抑えなければいけません。プロアクティブ療法を行っており、ぬり薬は「何を・どこに・どれくらい・いつまで」ということを具体的に説明していきます。
- 悪化因子の検索と対策:ダニ、埃、ペットの毛、花粉、汗、不適切なぬり薬、ストレスなどの悪化因子がないか探っていき、可能な範囲で対策を考えていきます。
さらに、エキシマライト(308エキシマーシステム)による光線療法を行うことが可能です。
洗顔やスキンケアの方法、日常生活についてのアドバイスを行い、悪化因子の検索と対策を考えていきます。
保険適応のあるぬり薬と飲み薬を中心に治療を行いますが、薬が合わない場合や難治性の場合には、ケミカルピーリングやクリアタッチSによる光治療などの自費治療もご用意しております。
液体窒素(-196℃)を、スプレーで噴射する液体窒素療法を行っています。
1回では治らないことがほとんどで、1-2週間毎に繰り返していきます。症状によっては、飲み薬やぬり薬も併用していきます。
足の裏のいぼは、特に治るのに時間がかかりますが、必ず治ることを信じて、焦らずに根気よく治療していきましょう。
脱毛を起こす要素が複雑であり、診断も難しく、治療方法も確立されていないのが現状です。
当院では、問診、トリコスコピー(ダーモスコピーで脱毛部を観察します)、採血などにより総合的にアプローチしていきます。
自費診療にはなりますが、サプリメントやぬり薬も取り扱っております。
爪の形、痛みや炎症の有無などによって、治療法を組み合わせていきます。
テーピング療法、コットンパッキング法、ガター法、弾性ワイヤー法などを行っております。
従来の、綿棒に液体窒素を含ませて患部に押し当てる方法に加えて、クライオプロを用いてスプレーで噴霧する方法も行っております。
ピンポイントでの治療が可能で、痛みが少なく、安全性と機能性に優れているといわれています。
当院では、ウイルス性イボの他にも、年齢によるいぼに対しても、液体窒素療法を行っております。
「皮膚の免疫を調整する」紫外線の作用を利用し、今までのぬり薬や飲み薬に組み合わせることで、さらなる治療効果を上げていく治療法です。難治性のかゆみにも効果的といわれています。
当院では、ターゲット型の308エキシマーシステムによる治療が可能です。
患部中心に部分的に用いるので、健常な皮膚への紫外線照射を極力避けることができます。1回あたりの照射時間は数秒~数十秒と短いことも特徴です。痛みはなく、麻酔の必要もありません。
ただし、光線過敏症があるなど紫外線療法ができない場合もありますので、詳しくはご相談ください。
3割負担の方で、1回1,020円です。(2017円4月現在)
当院では、金属パッチテストとパッチテストパネル(S)という簡便なキットによる検査が可能です。
開始日によって2つのコースがあります。
前もって準備が必要な場合があり、その際は受診当日には検査を開始できませんが、ご了承ください。
水曜コース | 水曜日 | 検査シートを背中にはる |
---|---|---|
金曜日 | シートをはがして判定 | |
土曜日 | 判定 | |
翌週の火曜日または水曜日 | できれば再度判定 |
土曜コース | 土曜日 | 検査シートを背中にはる |
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翌週の月曜日 | シートをはがして判定 | |
火曜日 | 判定 | |
翌週の金曜日または土曜日 | できれば再度判定 |
皮膚のできものや湿疹部分を、拡大して観察します。
皮膚にあてるだけなので、痛みはありません。拡大することで形や色合いなどをよりはっきりと観察することができ、良性か悪性の判断にとても役立ちます。
少しでも疑わしい所見がある場合は、皮膚病理検査をすすめさせて頂きます。
帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、私たちの体に潜んでいた水痘(水ぼうそう)のウイルスが、再び活性化することによっておこる病気です。皮膚だけでなく、神経にも炎症が起こるので、 痛みを伴うことがあります。特に高齢者は回復が困難で、皮膚症状がなくなっても痛みが続いてしまう厄介な病気です。(帯状疱疹後神経痛)。
当院では、50歳以上の方に勧められているワクチンの摂取が可能です。
帯状疱疹の発症を予防する、または発症しても軽症ですませるためにも接種をお勧めします。